店舗部分の内装設計である。 客席・キッチン・洗面などの間取りについては既に決まっているので、それぞれの空間をどのようにつなげ、 どのように仕切っていくのかを大切にした。 例えば、客席と洗面スペースは建具では仕切らず分厚い特徴的なアーチで緩やかに空間をつなげたり、 客席とキッチンはガラスで仕切り、視覚的にはつながるが物理的には区切ることができるよににした。 もちろん仕切っているのは建具であるので、必要な時には建具を開けて一体の空間にもなる。 空間をつなげるという行為は建築の基本であり、当たり前に処理されがちであるが、 その行為ひとつで全く異なる空間になってしまう、とても大切な設計の一部である。
内装設計 施工 施工面積
カラクタ工房、吉本脩佑建築設計事務所 協働 約60㎡